GWを前にして一気に新しい情報が出てまいりました。

備忘録のつもりでまとめていきたいと思います。

 

SplintRay MIDAS


SplintRayから全く新しい3DプリンターMIDASが発表されました。

たまたまYoutubeを見ていたら動画が表示されたので非常に驚きました。↓

 

SprintRayはいずれ従来の商品を小型化するのではないかと勝手に予想していたんですが、まさかこうくるとは、、、

以下HPの記載の一部を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右側の黒い機体が3Dプリンター本体。

中央の見たことのない物体がプラットフォーム兼、レジンタンク兼、レジンということだそうです。

筒の中に直接レジンが入っていて、なんと使い捨てです。

左側に取り出したクラウンが写っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この小さなタンクにデジタルプレスという技術が込められているそうで

より粘性の高いレジン(おそらくセラミック含有量の高いレジン)を高速、高精細にプリントできる、といったことのようです。

プラットフォームのサイズを捨ててスピードと精度に特化した、ということでしょう。非常に好感が持てます。

対応のマテリアルや値段などの詳細が明らかになるのが楽しみですね!

Formlabs Form4


 

こちらは正統進化といって差し支えないのではないでしょうか。

 

外観が少し変わりましたが、我々の知る一般的な3Dプリンターの見た目をしています。

Form3B +をお使いの先生も多いでしょうから安心感がありますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

造形サイズが30%向上、造形速度も上がっているようです。

前機種大幅な値下げからForm4の噂はありましたが、独自の3Dプリントエンジンや

特徴的なレジンカートリッジ、レジンタンクの再設計がなされたとのこと。

Form 3B +のような歯科専用機はまだアナウンスされていませんが期待できそうです。

 

elegoo Saturn4 Ultra


 

elegooの大型3Dプリンター Saturシリーズに新機種Saturn4Ultraが予約受付を開始しました。

 

相変わらず驚きの低価格でいろんな機能を詰め込んでいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オートレベリング機能がついに搭載されました。また各種センサーによってレジンが足りない場合や造形物が落ちてしまった場合は自動停止してくれるよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内部カメラでリアルモニタリングもできるようになったようです。これで安心してお昼ご飯が食べられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の目玉とも言えるチルト機能。なんとレジンタンク自体が斜め上下に動き、リリースを助けることによって高速プリントが可能になったようです。

これだけの機能を詰め込んで先行予約価格399ドルですから驚きです。

まとめ

SprintRayのMIDASをきっかけに最近のニュースをまとめてみました。

一つの傾向としてはプリントの高速化が挙げられますが従来のようにプラットフォームを小さく、ということばかりではなくて

光源やフィルム、タンクの構造から手を加えられているものが目立ちます。

高速化が進めばチェアタイムも減り、歯科医師、患者双方にメリットが生まれます。

何より新しい技術を目の当たりにするのは楽しいですね。

海外では新しいマテリアルも出ているようですのでいずれまとめてみたいと思います。

 

 

この記事を書いた人

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Koichiro Tokunaga

東京都千代田区 原田歯科クリニック勤務 
東京SJCD所属